令和5年10月17日
高知県信用保証協会
情報漏えい事案の発生について
当協会において発生した2件の情報漏えい事案について、以下のとおり、事実関係を確認のうえ、必要な措置を講じましたので、概要をお知らせします。
いずれの事案におきましても、関係者の皆様に速やかに説明および謝罪を行い、二次被害が発生していないことを確認しました。短期間に同様の事案が立て続けに発生したことを深くお詫び申し上げるとともに、今後、このようなことのないように再発防止策等について、以下のとおり公表します。
1.事案の概要
【事案1】
令和5年8月25日、企業支援部管理課において、お客様宛に送付する振込通知書の一部を誤って別のお客様に送付していた事案が発生しました。
【事案2】
総務部総務課において製本し、令和5年9月11日に発送したディスクロージャー誌に顧客情報等の印刷物が誤って混入したまま綴じられ、関係機関2先に送付した事案が発生しました。
2.漏えいした情報
【事案1】
お客様1者の顧客情報 (顧客名、住所、債務情報)
【事案2】
①お客様16者の顧客情報
(顧客番号、顧客名・カナ、個人・法人区分、承諾区分、保証番号)
②金融機関の統計情報(同金融機関の債務残高数値)
金融機関の担当者情報(同金融機関の所属部署名・担当者の姓)
当協会職員3名の姓
3. 発生原因と詳細
【事案1】
企業支援部管理課の担当職員が、振込通知書2者分を同時に印刷し、重なった状態でプリントアウトされ、一方のお客様宛に誤ってもう一方のお客様名義の振込通知書2枚が混入したものです。
【事案2】
総務部総務課の担当職員が、ディスクロージャー誌130冊(内28冊は保証協会用)を内製するために、高速カラー印刷機で10冊分毎に印刷していた中へ、高速カラー印刷機を設置しているフロアの別の職員が出力したまま、取り忘れていた印刷物が混入したものです。
事案1、事案2とも、発送前に印刷物のチェックができておりませんでした。
4.その後の対応
【事案1】
お客様2者に対し、事実経過を説明、謝罪し、理解していただきました。誤送付の振込通知書2枚を回収するとともに、類似案件もないことを確認しました。
【事案2】
①お客様15者に対し、電話にて、事実経過を説明、謝罪し、理解していただきました。
また、電話が繋がらないお客様1者については、事実経過と謝罪の文書を送付しました。
②当該金融機関の担当者に電話にて、事実経過を説明、謝罪しました。事案2について、送付したディ
スクロージャー誌102冊全て回収するとともに、他に混入がないことを確認しました。
5.再発防止策
【事案1】
内部での印刷物に他のものが混入していないか確認を徹底するよう役職員に指示しました。また、外部への送付の際は、印刷物に他のものが混入していないか及び封緘時に宛先と内容物が合致しているかをそれぞれ複数人でのチェックを徹底するよう役職員に指示しました。
【事案2】
混入を防ぐために、印刷機に出力用の暗証番号を設定する等の制限をかけるとともに、内部での印刷物に他のものが混入していないか確認を徹底するよう役職員に指示しました。また、外部への送付の際は、印刷物に他のものが混入していないか及び封緘時に宛先と内容物が合致しているかをそれぞれ複数人でのチェックを徹底するよう役職員に指示しました。